ニュージーランドの美辞麗句~IELTS、英語、美と健康ライフのあれこれ~

ニュージーランドの日々雑記。IELTSスコア・6.5ポイントを目標にしつつ、健康ライフを謳歌中。日々の出来事、旅の思い出など、あれこれ綴ります。

2017年、4月、ニュージーランドは秋から冬へ向かう季節。

今年の桜はきれいだったんだろうか、と、日本から送ってもらった写真を見ながら、
ちょっとばかり、昨年のニュージーの春を振り返ってみますね。

思えば、昨年はひどい虫刺されにはじまって、ドクター通いがはじまり、
なんやかやと体に不具合が出て、歯医者にも通いつつ、
車のドアに指をつめたりと、本当にいろいろありました。

極めつけは、8月に、顔にひどい「湿疹」が出たこと。

別人のようにはれあがって、その後はかさぶたもできて、
いわゆるアトピーになってしまいました。

もともと、アレルギーのケはあったものの、
ここまでひどいことになったのは初めてで、
鏡を見ると、驚きを通り越して、笑ってしまいそうになりましたよ。
いや、実際、笑いましたね。。

お医者さんもびっくりしてるし、そもそも、アトピーになるときって、
こんなふうに急性盲腸炎みたいに、とつぜん火がつくようにできるものなのか??
ネットなどで調べてみてもよくわからなかったのも事実。

そして、アトピーには、カビからくるものもあるという説も発見したり、
いろいろと知識が増えました。

とはいえ、
とにかく、治ってほしい一心で、リサーチは山ほどしてみたのだけれど、
どうにもこうにも、いろんな人がいろんな事を言っているので、
どれが自分に合うかも分からないまま、
ひとつ、これはと気付いたものもありました。

そう、私が取った方法は・・・



「なにもしない」



・・・これでした。


洗顔だけは、1日に何度もする。
でも、かさかさになろうが、なんだろうが、
とにかく「なにもしない」「何もつけない」、

そう、

何もつけない!!!!



これですね。


まわりもすごく心配してくれて、
実際に似たような体験をしたひともいて、
これがいい、いやあれがいい、こうした方が、と
本当に色々とアドバイスしてくれました。

ほんと、ひどい顔でしたからね。。。そのうえ、かゆいし、痛いし。

ひとのよいオークランダーは放っておけなかったんでしょうね。

でも、そのアドバイスを有難く聞いてはいたものの、
そして、薬以外で、すすめられた食べるものや飲むものは試してみましたが、
顔に塗るものや、薬のたぐいは一切、とることをしませんでした。


なぜか?


それは、
それまでの半年、前述のとおり、私はすでに抗生物質やら抗ヒスタミン剤やらなにやら、
とにかくいろいろ投薬されていたんです。
でもって、
ここ数年、風邪をひきやすく、ひくと長引く、ということが続いてもいました。
そのたびに、日本からもってきた漢方系の薬をのんだり、
頭痛のときは頭痛薬も飲んでました。


なんだか、これらの薬に対するアレルギーが、いっきに出たのではないか??
という気がしたんですよね。


実際、アトピーだったとして、
こんなふうに急性なんとか炎のように、いっきにぶわあああっと症状が出るのは、なんだかおかしい。
そうも感じてました。


さらに、
ネットサーフィンで見つけたのが、さきほど言った、
何もしないことがアトピーの特効薬、というものだったんです。


なんだかひどく惹きつけられました。


そして、何もしないで、洗顔と、栄養のあるものを食べる、睡眠をとる、
などの体のメンテナンスを重点的におこなった結果、
3週間ほどで、顔のはれは引いたのです!!!

かさぶたも、一度だけではなく、2、3度はがれたと思います。

でも、
とにかく、洗顔。
かさかさするところに何かつけたくなるのを我慢して、何もしない。


ずっと、何もしなかったんです!


3週間、4週間、と日が過ぎて、
少しずつ症状がおさまってきて、
たしか1か月半くらい、ちょうど桜の花の咲く頃だったでしょうか。

やっと、
なんとか、
ひいてくれたのでした。。。感謝!!!


ここだけのハナシ、
何もしないでこんなに早くひくなんて、
スタップ細胞はあるかもしれない!と実感しましたね・・・


その後も、しばらくは化粧はひかえて、
洗顔をまめにして、シャワーをあびた後や、寝る前にも、オイルとか一切つけない。
何もつけない、をしばらく続けました。

日本よりも乾燥しがちなニュージーの夜だけど、
それもぐっと我慢。

今もまだ、たまに部分的に顔にかゆみを感じることはあるけれど、
ぱっと見たところはあまり分からないし、
パウダーくらいのファンデは軽く塗ることもできるようになりました。
ただ、リキッドはまだ使えてないです。

そうはいっても、
あのひどい状態から、数か月でほぼ元に戻れたのは有難いこと!

何もしない、というのは、
結局、自分の体の免疫力をひたすら信じたことだったような気がしてます。


水も空気もきれいなはずのこの国で、
思いがけないアレルギーになってみて、
体のこと、その不思議、ありがたさ、心と体の声を、しみじみ思いやった日々でした。



それはそうと。

顔がはれたとき、鏡をみて、実のところ、




ちょっとかわいいな。




と思ったんですよね・・・だって、はれてるわけだから、しわがなくなって、
ある意味ハリが出て、若返る感じだったんですよ。
色は赤いからイヤだけど。


でもって、
治ったいま、
かさぶたの脱皮後、
あんなに何度も皮がむけたのに、

しっかり、シミも小じわもそばかすも、

元のまんまによみがえってました・・・あーあ。












突然にアトピーのごとき湿疹が顔に出た件について。

ネット検索すると、山のようにアトピー情報があふれているようで
そのうちのいくつかをのぞいてみた。

見ているうちに今さらながら気づいたことは、
アトピー産業というものが確かに存在するということだ。

でも、善意で公開されているものも多いはずで、
そのなかの一つに、
アトピーになった理由をあれこれ考えないようにした方がいい、というアドバイスがあった。

ごもっとも。

考え出すときりがないし、かんがえて分かることでもない。

そして、

もう一つこれはと思ったのは、



何もしない。



という方法。

いや、これはこれで難しいのだ。


人間、ことが起これば、何かしてしまうものだし、
性格にもよるけれど、

がんばってしまう、

というのはアトピーにはよくないのかもしれない。



何もしないというのは、薬漬けになったり過度な食事制限をしたりしないということなのだけれど、

そのかわりにすべきことというのがあるようだ。

それは、

自分を見つめること。

アトピーに関係なく、
今の自分は本当にやりたいことをやっているのか、
やりたいことから逃げているのではないか、
そもそも本当にやりたいことなんてあったのか、などなど、

そういったちょっと面倒くさい自分自身のひっかかりにきちんと向き合うということらしい。


これは、そう、そうかもしれない。


ニュージーランドという、自然豊かな国で、
こんな洗礼を受けるのは、私のなかで、何かが違うと言っているからなのかもしれない。

それは何だろう。


この国に住みたい気持ちは変わらない。

けれど、何か小さなこと、生活のなかでの本当に小さなことの違和感が、
つもり積もっているのかもしれない。

そうでないかもしれない。

そんなことではないかもしれないけれど。



さて、現在の症状は、顔の赤みと、今朝からはほっぺたが腫れてきている。

ただ、皮膚の状態は、それほど悪くはない気がする。

人相は別人だけど。


もともと、アトピー気質というか、アレルギー体質ではあった。

子供のころから二十歳まで、毎年夏になると手のひらと足の裏に水泡ができて、
かゆくなってむけて、今度はあかぎれのように痛くなる。

これは遺伝もあるようで、
祖母が、二十歳になったら治るよ、と言ってくれてたら、

本当に二十歳すぎて治ってしまった。ありがたい。

ところが、

ニュージーランド生活も2年目近くになる今日この頃、アトピーらしき湿疹が顔にできてしまった。

なぜだ!!!

空気も水もきれいなはずのニュージーでこんな目に遭おうとは。。


ドクターいわく、アトピーの最大の原因は、「ストレス」らしい。

す、ストレスですか??
今の私に大したストレスはないはずなのだが・・・

フラットメイトの騒音も多少解決したし、学校も一段落ついてきて卒業間近だし、
新しい仕事探しの焦りは多少あるけれど、たぶん何とかなると確信している。

なのに、なぜ??


アトピーが出る前に、口唇ヘルペスが出た。
初めてにもかかわらず、熱も何もでなかったので、
過去になにかでうつっていて、
それが今になって何かの要因から症状として出たのだろうと納得していた。

でも、アトピーは解せない。

口唇ヘルペスの、薬に頼りすぎない改善法もみつけて実行中。
それはまた後日に。

でも、でも、アトピーは??

実はまだ検査結果待ちなので、断言はできないけれど、

診察が終わって、とぼとぼと薬局に向かい、とりあえずの処方箋を出した。

受け取った薬は、かゆみどめの抗ヒスタミン剤だけだと思っていたら、
抗生物質が入っていたので、これは副作用がきついから飲みたくない旨を告げる。

キウイの薬局店員さん、ちょっと困って、ドクターには言ったの?と聞く。
いえ、でも、以前にそのことでも診察を受けていて。
今からもう一度聞いてきた方がいいでしょうか?

そうね、でも・・・

と、私の症状を詳しく聞いたうえで、

それなら、こちらで対処法があるかもしれないわ。

と、棚から別のサプリメントを取り出してきてくれた。

薬を待っているあいだ、私は口唇ヘルペスに効くサプリもオーダーしていたのだ。


そのサプリは、イーストの一種で、抗生物質と一緒にとることで体内に必要な菌をグローイングアップしてくれるという。
善玉菌の育成剤のようなものか。

そして、ていねいに説明してくれたあと、

紙に書いた方がいいかしら?と上品な口調で言ってくれたので、お願いした。

レシートのあまり紙に、サプリの名前と飲み方を書いてくれる。
こんな感じ。

サプリ1は、初めの二日は1カプセルを日に2回。
その後は、2カプセルを日に2回、飲み切ること。
それが終わったら、
サプリ2を、1カプセル日に1回。

英語で書くとこうだ。

1、start for 2days: 1cap twice per day
then 2caps twice per day
with bottle is finished
2、1cap once per day

サプリの名前も親切に全部書いてくれたけど、ここでは記さない。

気のいいフレンドリーさの反対に、
なんにつけていい加減で無責任なキウイ体質にうんざりしていた近頃の私にとって、
この薬剤師の女性の細やかな対応は、

感動ものだった!!


何かあればいつでもこの薬局に問い合わせてね、と、
帰りがけに声かけてくれた。

私の顔があまりに痛々しかったからだろうか・・・

ニュージーで、アトピーを治そうと、心に決めて、
またこのブログに向かっている。

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