夏風邪をひいた。
だらだらと微熱が続いて、下がったと思ったらまた上がり・・・と、
不安な気持ちにさせられた数日。
夏の風邪は、冬にひくのとは違って、
例えば微熱程度なら、お風呂には入った方がいいとか、
対処法が少々異なるらしい。
イギリスにいるとき、やっぱり風邪をひいた。
慣れない土地での疲れがあったと思う。
薬も用意していたので、特に不安には思わなかったけれど、
イギリス人の風邪対処法には、かなり驚かされた。
私としては、風邪をひいたら、
栄養のあるものを食べて、睡眠をとって、
ゆっくり部屋で過ごす。
もともと、熱があっても食欲はあるタイプでもある。
だが、
イギリスで過ごしたホストマザーは、
部屋でじっとしているのはよくない、と言うのだ。
太陽の光をあびて、少し動いた方がいい、と。
さらに、
体調がわるいときは、食べない方がいい、とも。
なんてこった!!
と、このときばかりは、心底イギリス人が嫌いになった。
こちらは風邪でしんどくって、ベッドで横になっているのに、
部屋から出ろ、でも食べるな、と言うのだ。
事実、お昼に出されたのは、粉末タイプのインスタント・スープだけだったし。
だが、
この話を、ニュージーランドに住む日本人に話したところ、
「そうなのよねえ・・・」
と共感されてしまった。
彼女の夫は、キウイである。
その夫の母親もニュージーランダーだが、
彼女もまた、風邪のときは日光浴にひたすら励むらしい。
そして、これを飲むといいわよ、
と教えてもらったのは、ニンニクエキス入りのサプリメントだった。
もともと、
ニュージーランド人はあまり薬に頼らない。
医療費の問題もあるのかもしれないが、
日本人のようにむやみやたらに薬を飲んだりしない。
イギリス人然りである。
だから、上記のサプリとか、ハーブとかがけっこう発達していたりする。
それはさておき、
今回の夏風邪で、症状や治し方をネットで調べていたら、
意外にも、「食べない」「薬にたよらない」「適度に動く」というのは、
それなりの根拠と実績があるらしい。
本当のところ、風邪を治す薬というのは存在しないともいうし。
NZ人や英国人の方法は、案外理にかなっているのかもしれない・・・
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